嬉しい偶然♪ショパンに浸る秋・・・

http://www.nhk.or.jp/amadeus/quest/14.html

先日、内容チェックせず録画していた、BSの「名曲探偵アマデウス」を、時間ができたので、よっこらしょと見ると・・・・。
なんと、ショパンのプレリュードだった!!!!!
しかも、4番がメインの曲に!
思わず、身を乗り出して、食い入るように見る!

前奏曲(プレリュード)は、ショパンが晩年、マジョルカ島で、結核の静養中に書いた作品と言われている。
愛人ジョルジュ・サンドとの関係悪化や、島での思わぬ劣悪な環境で、病状も進行し、その失意や希望、死を予感する思いが交錯し、曲に投影されているとも。

それに加え、番組では、この曲のミステリアスな構造を解説していた。

2番は、イ短調の曲でありながら、最後の小節でやっとイ短調の調性が出てくるほど、調が移ろい、和音も現代曲のように不可思議。
逆に言えば、いかにショパンがすごく前衛的で、斬新だったかと思われる。

4番も、とても不思議な作り方で、右はほとんど2度ぐらいの単純な動きしかないのに、左の和音の半音階の動きで、曲想が大きく広がっていく。
仲道郁代さん(ピアノを弾きながら解説!)曰く、24曲の中で、唯一「感情を込めて」の発想標語があるので、いかに、この曲に豊かな揺れる思いが隠されているかを、改めて感じる。

仲道さんは、ショパンが、いかにピアノという楽器の音を大事に、ピアノだけのことを考えて曲を作ったかを、力説してくれた。
実際、ほとんどピアノ曲だけを手がけてきたショパンである。
私も、常々、ショパンとピアノに対する思い入れが大きいので、仲道さんの言葉に拍手を送っていた!(仲道さん、ほんとにいつも可愛くて、お若くて、ピアノ上手で素敵)

そして、次の抜粋曲、15番、あの「雨だれ」
表題嫌いなショパンは、この曲は必ずしも「雨」の表現ではなかったのではないかと。
ジョルジュ・サンドの日記?(手紙?)によれば、「(ショパンの)心に打ち付ける悲しみ」とあったとか。
ラ♭が、ずっと続くのだが、前半と後半は、長調、中間部は、同じラ♭の連打が短調にガラリと趣を変え、しかも、フォルテシモで、激情を表す。
そして、最後は、その打ち続けるラ♭が、ふいに途切れ、夢から現実に立ち返ったのか、我に返ったのか・・・・。
耳慣れたこの曲が、怖いまでに情感迫る曲だと戦慄の思いがしてきた。

番組では、小説「葬送」の作者、平野啓一郎さんも登場。ショパンの作品のミステリアスな魅力を語っていた。
(電波の状態悪く、この部分が、だいぶ見れなかった・・・泣!)
この小説、ショパンのことを書いてるって、初めて知った!!!
買わなきゃ~~きゃ~~~!!!

最後は、24番。
祖国ポーランドへの思いを、単に個人的レベルでなく、壮大な意識を持って訴えたのではないかと・・・。
本当に、この24番も、素晴らしいという一言に尽きる、クゥ・・。
圧倒的なパワーが溢れ出てくるようで、最後をしめくくるにふさわしい曲。
「生」への思いを感じる。

今、練習中の12番もなのだが、すごくエネルギッシュで、生命感溢れていて、躍動する気持ちを感じるのである。
難しいから、いくら弾いても下手なんだけど、この高揚感をどうしても弾いて(表現して)みたくて、憑かれたように練習。なんとか、本番で弾きたい。

このショパン前奏曲集というのは、本来、バッハの平均律のように、フーガとセットで書かれるべき曲集が、前奏曲だけで終わるという、初めての試みらしい。
まるで、問いかけをしただけで、終わっていく、いわば俳句のような世界観をも感じる。(俳句も、本来は下の句があるわけだものね!?)
番組でも言っていたのだが、この短い曲の中に凝縮された思いというのも、俳句に通じる宇宙感があると。

そして、次々の問いかけが続き、後の曲のプロローグになっているのではと。

それも、今弾いてる3番で、先生が、4番につながる空気で終わるようにと言われていて、まさしく!

この壮大な宇宙空間を、今夜も旅したい♪

なんか、最近、必死に12番弾いてると(かなり必死)、ショパンが後ろにいるような気がしちゃうのよね^^;














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