雨だれの中に隠れた音を聴く♪

P1000583.jpg


いろいろな想いがあった今年の発表会。
これが最後の舞台・・・、なんてことまで考え、臨んだ。

前奏曲15番「雨だれ」は、あまりにも聴きなれていて、本当に美しいんだけど、どこか上っ面だけを弾いてるのが歪めず、このまま本番に行って、適当に弾いて終わりなのかも、とどこか後ろ向きだった。

暗譜も、すっぱり考えず、とにかく、譜面を見て練習。
そして、テンポを速めないで、中間部の暗い和音の連打からの盛り上げを、どう考えるのか。
最後の突然の再現部に、どうつなげるのか、向き合ってみた。
CDも何回も聴いた。
自己流では、どんどんテンポアップして盛り上げる展開だったところが、一呼吸して、逆にに遅くなる感じだった。
悲しさの頂点というのか・・・。
そして、中間部の和音の中に出てくる、怖いような単音。これに、改めて気づいた!
この曲の解説を、以前になんとはなしにネット検索してた時にあった言葉を、思い出した!

「アルフレッド・コルトーはショパンのプレリュードの各曲の印象を一言ずつ述べています。
(前奏曲)15番に対しては、『しかし死は物陰にいる』」

まさに、このことだった・・・・。

曲の作られた背景の信憑性は、わからないが、そこには、孤独、絶望、希望が確実に交錯する。

決してテンポを速めずに、呼吸して弾くようにしてみた。そして、低音部や高音部の旋律の変化を、確実に出すようにした。ともすると、雨だれのようなあの連打が強すぎて、微妙な旋律の変化を見失ってしまいがちだったから。

本番当日は、皆さんが暗譜で、私一人だけが、楽譜を見て弾いた(>_<)
とにかく、楽譜を忠実に、一音一音、出したかった。

リハでは、ある先生(合同の発表会だった)が、「綺麗な音が出るようになりましたね!!」と、声をかけてくださった。
本番も、音が綺麗だった、と声をかけてくださる方がいて、本当に本当に嬉しかった。

相方さんは、低音の変化の強調にも気づいてくださり、伝えたい情景がわかりましたと(T_T)

こんな風に、落ち着いて、曲に迎えた喜びは、暗譜で完奏できたことと、また違う、達成感だと改めて思った。

気持ちのモチベーションを、お友達に高めていただいて、舞台に上がることができた。

新たに、伴奏という経験も、譜面を見て、そして、音(歌声)を聴いて弾く、という今回の本番に生かされたのではないかと思った。

今できる自分のピアノで、舞台に上がる、ということも、これからの自分には必要なのではないかと。

前奏曲の3番は、レパートリーとして、暗譜を保持し、弾き続けたい。そして、他の前奏曲へ!!

先ほど、先生からメールで、とても良かったですと・・・・。先生のお母様が、吸い込まれるような演奏だったと(T_T)嬉しいですぅぅぅ。

ショパンが、どこかで微笑んでくれたみたいな気がする。。。。


追記^^;

お友達が、黒いドレス、ジョルジュ・サンドみたいと、言ってくださり、思わずにやける自分だった・・。























スポンサーサイト

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

おめでとうございます

ですねよねv-238
良かったですね、発表会。
出る甲斐のある発表会にする事ができて、手応えも得られて。

私はすっかり人前で弾く事がなくなりましたが、一番最近では姉の催す会で弾いてみた事がありました。レッスンについていた頃は練習した通り「それなり」というのが常でしたが、その時は弾いている時間が堪え難いイヤな思いで弾き終えました。
長い時間かけて弾いてきた曲だったから弾けると思ったのに、弾き始めると心も体もバラバラで演奏中ずっと「長い・・早く終わらないかな・・」という感じで全く集中できなかったしボロボロ。へーこんな事もあるんだ・・とあまりにも酷く、何がどう悪かったのかという事を考える事すらできませんでした。
思うに長くは弾いてきたけれど、それ故に「何となく弾いていて、何となく弾けていた」という事で緊張して集中しようとしたら、全く別な体と意識になってしまった気がします。
いかに日頃、適当に弾いて練習したつもりでいたのかを反省しました。
考えるに・・レッスンを受けていた頃は先生が「ココの旋律を意識しなさい」とか「ここはこの指で弾きなさい」とか「体をこう使いなさい」など、表現の為の技術指導を様々な意識を使って教えてもらい、それをする事、感じる事に集中する事で余分な事を考えなかったかもしれません。

自分で考えて、自分の音楽を表現するってとても難しい事だと思います。
そして上手いとか下手と言うよりも、そこが一番大事な所じゃないかとも思います。
rafumaさん、やりましたね。スゴイです。

あーるさん♪

いつも、ありがとうですv-10

はいぃ、いろいろ舞台に上がるまで苦しんだ発表会でしたが(笑)、気持ちよく終えることができて、ほっとしましたv-33

アールさんの本番でのお気持ち、すご~~~~~~~~~~く、よくわかります!!!!

「それなりに」、まさに、私も今回の「雨だれ」は、「それなりに」の様相でした。
ホントに弾きたい(弾きこんでる)曲でもなく、レッスンも、いつもほど時間をかけて受けてはいませんでした。
それが、曲の難易度も低く(あくまで表面的な譜面だけですが)、どうにか形になる、というのがありました。

アールさんの書かれているように、弾き合い会で私も、なんて長い曲なんだろうと思いました!!たった3ページなのに。
そうそう、早く終わらないか、と弾いてる間中思っていました(苦笑)。同じです・・・・。

その後、日記にあるようなことに気づき始め、少しは、曲に集中できたでしょうか。

前にも、結果が良かった曲は、構成力があります、というような講評を頂いた気がします。
アールさんが言われるように、なんとなく弾くではなく、考えながらこうして弾く(レッスンでの指導など思いだし)ということが、集中力につながり、聴き手にもそれが伝わるのでしょうねぇ。

ただ、いかんせん、暗譜の場合、その「考えながら」が、「忘れないうちに」になってしまい(爆)、緊張→焦りの演奏になりがちで(私の場合)、それも、訓練と場数と・・・・、度胸だと、つくづく思いましたです。
義妹は、度胸がすごくて、参りますv-12

>上手いとか下手と言うよりも、そこが一番大事な所じゃないかとも思います

アールさん、素敵な言葉、ほんとにありがとうございますv-238
胸にしまって、また、精進したいですv-342
最新記事
最新コメント
カテゴリ
RSSリンク
リンク
Twitter
俳句
電力使用メーター

Copyright © 日々是好日 All Rights Reserved.